Citations du personnage[]
Introduction
Ouverture
Citadelle
Batailles et Combats
Affaires Internes
Niveau Ranbu
Lignes Spéciales
Introduction
Ouverture
Citadelle
Batailles et Combats
Affaires Internes
Niveau Ranbu
Lignes Spéciales
ご主人様へ
ご主人様、本丸を離れてからというもの、ぼくは寂しくて――
……いきなり飛ばしてしまうと手紙を読むのをやめられてしまいそうだ。
だがそれはそれで。
それはともかく、ぼくは江戸にやってきたよ。なんといっても、将軍家の刀だからね。
ちょっとした里帰りというわけさ。
?
ご主人様へ
ご主人様が前回の手紙を読まずに捨てたんじゃないか、と想像したらゾクゾクしてきたよ。
このままだと今回もそうされてしまうのかな?
でも、だからこそ、ちゃんと書こう。
ぼくが将軍家の刀となったのは綱吉公の代さ。そう、生類憐れみの令で有名だね。
それは後に再評価の動きもあったりしたけれど、
やはり将軍家が大規模な政令を出すということの強制力は計り知れない。
じゃあ、そんな徳川幕府が何故あんなにも続いたのだろうね?
?
ご主人様へ
前回の手紙はちゃんと最後まで読まれているかな?
そうでないなら、この手紙は封も切らずに捨てられているかもしれないね。
だがそれがいいっ!
閑話休題。この前の続きだね。
結局のところ、大なり小なり、人は誰かに支配されたがっている。
ぼくはそうじゃないかと思っているんだ。自分の立ち位置を他の誰かに預ける。
それはただ一人荒野に立つより、ずっと安らぐことだからね。
もちろん、それは身を預ける相手がそれに足る大きな何かであることが前提。
だからこそ徳川幕府は長く続いたんだね。
ぼくは今、幸せだよ。だって、ご主人様という立派な主に支配されているのだから。
だから、これからはもっと、ご主人様に身を預けようと思う。
その分ご主人様のご命令が厳しくなろうとも、それがぼくの幸せなんだ。
?